人生がつまらないを「毎日3つの習慣」で解決する方法
人生がつまらないを「毎日3つの習慣」で解決する方法とは、
ズバリ「ポジティブ日記」を書くことです。
「ポジティブ日記」とは、寝る前に「今日あった楽しかったことを3つ書く」ということです。詳しい解説は、後半で解説します。
「人生がつまらない」とは?
まず、「人生がつまらない」とは具体的にどういう状況なのでしょうか。人によって感じ方に違いはあるかと思います。「人生がつまらない」というリアルな意見は2chスレにあったりします。
例えば、2chスレ「お前らって人生何が楽しいの?ないだろ正直」を見てみると、
- 89:釣りが好きじゃなかったらもっとつまらん人生だったと思うわ
- 137:経験積んで色んな事に飽きる
- 148:楽しめない事に対する焦りヤバいのってどういう本能なんやろな やっぱあまりにも長期間楽しくなかったら死ぬようにできとるんやろか
- 156:生きてても楽しくない人って誰からも必要とされてない人間なんやろな。仕事にしても恋愛にしても全て受動的なのに相手から求められることが何一つない そらつまらんで
- 179:料理始めても友達の方が上手いし上達しない自分が嫌になる ファッションに興味持ってもセンスが致命的 人生を楽しむ才能が与えられなかったんや
- 218:他人にとってしょーもない事だったとしても自分にとって楽しい事があれば生きていける 日常のささやかな楽しみを積み重ねていくのが幸せな人生ってもんやで
- 239:友達も少ないし彼女はおらんし人生消化試合や
2chスレの意見を見てみると人生を悲観的にとらえた意見も多いですが、ポジティブな反応も多く見られます。
例えば、「日常のささやかな楽しみを積み重ねていくのが幸せな人生だ」というレスはとてもポジティブな意見です。
この「ささやかな楽しみが幸せな人生だ」という捉え方は、「毎日が楽しい」に変えるためのヒントになります。
「毎日が楽しい」に変える3つの習慣
冒頭でも述べた通り「人生がつまらない」から「毎日が楽しい」に変える方法は「ポジティブ日記」を書くことです。
「ポジティブ日記」とは?
「ポジティブ日記」とは、寝る前に「今日あった楽しかったことを3つ書く」ということです。今日あった楽しかったことは、ささいなことでかまいません。具体的には、
- 「今日食べたラーメンがおいしかった」
- 「夕日が綺麗だった」
- 「好きな音楽を聴けて楽しかった」
というようなささいなことで結構です。
毎日、寝る前に「今日あった楽しかったことを3つ書く」ということを習慣化して行ってください。そうすれば、ネガティブだった思考がポジティブな思考へと変化していきます。
日記を書いたくらいでホントに「ポジティブ思考」になれるのか?と半信半疑に思われる方も多いかもしれません。ポジティブ日記の効果や根拠についても詳しく解説していきたいと思います。
「今日あった楽しかったことを3つ書く」
「今日あった楽しかったことを3つ書く」=「ポジティブ日記」
「ポジティブ日記」については、精神科医・樺沢紫苑氏がyoutube動画にて解説しています。
こちらの動画では、「ネガティブ思考・ポジティブ思考」の違いについても解説されています。人生を楽しめない「ネガティブ思考」の人にも「ポジティブ日記」をおすすめしています。
人生を楽しめない人の共通点【精神科医・樺沢紫苑】
質問
「人生を楽しめない人の共通点は?」
質問者:40代男性
人生を楽しめない人の共通点とはあるのでしょうか?
回答
人生を楽しめない人の共通点はあります。人生を楽しめない人というのはズバリ「ネガティブ思考」の性格の人です。
まず、ネガティブ思考・ポジティブ思考について少し解説します。
例えば、1日の中で「楽しかったことが5個」「苦しかったことが5個」あったとします。1日の中で10個の出来事があったとして、「ネガティブ思考」か「ポジティブ思考」かによって捉え方が変わってきます。
「ネガティブ思考」の人は、10個の出来事のうち、「苦しかったこと5個」に着目し、酷い1日だったと捉えます。
逆に「ポジティブ思考」の人は、10個の出来事のうち、「楽しかったこと5個」に着目し、素晴らしい1日だったと捉えます。
同じ1日を過ごしていても「ネガティブ思考」か「ポジティブ思考」かによって感じ方が違うわけです。
例えば、「ネガティブ思考」の人は「楽しいことが9個」「つらいことが1個」あったとしても「つらいこと1個」に着目して「なん
て酷い1日だったんだ!」となってしまいます。ネガティブ思考の改善方法
寝る前に「今日あった楽しかったことを3つ書く」
ネガティブ思考を改善する方法は、日記を書くことです。寝る前に「今日あった楽しかったことを3つ書く」ということをやってみてください。できれば、ノートを一冊用意して、毎日書くことをおすすめします。
1つ1行でいいので「楽しかったことを3つ」書いてください。1つ1行で書けば30秒くらいあれば書けると思います。
最初のうちは思いつくまでに時間がかかるかもしれません。なんでもいいので最低3個書くことを目指してください。「楽しかったこと」は難しく考える必要はなく、なんでもよいのです。
例えば、
「今日食べたラーメンが美味しかった」
「今日彼女からメールが来てた」など、ささいなハッピー・小さなハッピーで良いので、「楽しかったこと」を3つ書いてください。
毎日3つずつ書けるようになったら、今度は5つずつ書くようにしてください。そうやって「楽しかったこと」を増やしていきます。1日10個「楽しかったこと」を書けるようになれたら、それはかなりポジティブ思考になっていると言えます。
「楽しかったこと」を3つ書くという手法は、精神医学でも使われている日記療法で、それを一番簡素化したものです。
「今日あった楽しかったことを3つ書く」ということを1ヶ月くらい続けてやっていけば、ネガティブ思考だった人も「ポジティブ思考」になっていきます。
樺沢氏は動画で、「ネガティブ思考」を改善させるためには、今日あった出来事のうち、ポジティブな出来事に着目することが大事だと述べています。
「ネガティブ思考」を改善する具体的な方法として、ポジティブ日記の実践をおすすめしています。ポジティブ日記「今日あった楽しかったことを3つ書く」ということを実践して続ければ、1ヶ月くらいで効果が実感できると言われています。
そのほか樺沢紫苑氏が「ポジティブ日記」を解説している動画をいくつか挙げておきます。
楽しいことが見つからないんですけど?
ポジティブ日記「今日あった楽しかったことを3つ書く」を実践しようにも、そもそも「楽しいことが見つからないんですけど?」とおっしゃる方も多いかと思います。
樺沢紫苑氏は、動画にて「楽しいことが見つからない」という人は、楽しいことがないわけではなく、見つける力がなかったり、気がつかなかったりすることが多いと述べています。「楽しいことを見つける能力が下がっている」ということも指摘しています。
楽しいことが見つからないんですけど?
質問
楽しいことが見つからないんですけど?
回答
「人生を楽しもうって言いますけど、楽しいことが見つからないんですけど?」とおっしゃる方もたくさんいます。
もちろん、精神科の患者さんでもそういう方がたくさんいるんです。
楽しいことを見つける能力が下がっている
ある患者さんの話をします。その患者さんは、だるさと痛みで
- 「つらくてつらくてどうしようもありません」
- 「私は生きていてもしょうがありません」
- 「毎日、何も楽しいことがありません」
ということを毎回毎回おっしゃる患者さんがいました。その患者さんに「今週、友達と会いましたか?」と尋ねてみると、
- 「会いました」
どこ行きましたか?と尋ねてみると、
- 「カラオケ行きました」
何か食べたんですか?と尋ねてみると、
- 「お料理とかたくさん食べて楽しかったです」
と答えます。あれっ!楽しかったんじゃないですか?となります。
その患者さんは、楽しかったことがあるのに気付けなかったということです。
楽しいことがないと思い込んでいるが、楽しいことがあるのに気づけてない。楽しいことに気がつく能力が下がっているということなのです。
「楽しいもの探し」をする
楽しいことを見つけるためには、「楽しいアンテナ」を立てることをしなさいとアドバイスをしています。
「楽しいアンテナ」とはどういうことかというと、自分が楽しいときに「楽しい!」と思いなさいということです。
例えば、ラーメンなど美味しいものを食べたときにSNSなどで「今日食べたラーメンが美味しかった」と書けば、そのひとにとって楽しい瞬間になるわけです。
ほかにも綺麗な夕日があったら、SNSで「今日の夕日は綺麗だった」という風に書き込んだりします。
楽しいことがあったらSNSで発信するというようなことは、普段誰でもやっていることだと思います。それが「楽しいもの探し」になります。
普段からアンテナを立てていると、自分がどういうものに興味があるのか、自分の適正の仕事なども知ることができたりします。
まずは、日々の楽しい瞬間を発見して、SNSを通じて発信してみましょう。
それらをやりつつ、自分が何に向いているのか?自分がどういうことをしている時が楽しいのか?などを発見していくと、日々の楽しさも変わっていくと思います。
楽しいことを見つける方法
「何も楽しいことがありません」と思い込んでいる人は、楽しいことに気がつく能力が下がっているといわれています。
つまり、楽しいことがあるのに気づけていないことが多いのです。
「楽しいことに気づく」ためには、普段からアンテナを立てて「楽しいもの探し」をすることが重要だと樺沢氏は述べています。
「楽しいもの探し」とは、日常のささやかな楽しみを見つけたりすることです。それは普段SNSなどで発信してたりすることです。
- 「今日食べたラーメンが美味しかった」
- 「今日の夕日は綺麗だった」
このような小さなハッピーをSNSで投稿するというのは、SNSを利用している方なら誰しもやっていることだと思います。普段からアンテナを立てて「楽しいもの探し」をして、SNSで発信していれば、自然と小さなハッピーに気づくことができます。
さらに「自分が何をしているときが楽しいのか?」「自分がどういう仕事に興味を持っているのか?」なども発見することができます。