年収低くても結婚できた「4つの事例」
非正規社員だったり、正社員でも年収が低かったりすると、「結婚を前提に異性と付き合えない」もしくは「そもそも異性と交際できないのでは?」と悩んでいる男性は多くおられるかと思います。
年収が低いと結婚できないと思われがちですが、年収が低くても結婚できた事例はあります。
そもそも、世間的に男性の「年収が低い」とはどの程度の年収なのか? 定義を調べてみたところ、明確な定義はなく、だいたい男性の場合だと年収が400万円を切ると低収入とみられる傾向にあるようです。
内閣府の調査によると、結婚生活をスタートさせるのに必要だと思われる夫婦の年収は、平均で「490.3万円」となっています。つまり、世間的な風潮として夫婦の年収は、「490.3万円」はないと結婚は難しいと感じてしまうわけです。
このように世間一般の感覚としては、年収が「490.3万円」なければ、結婚は難しいと感じるわけですが、世の中には、これより低所得でも結婚できた例はあります。
低所得でも結婚できた「具体例4つ」
低所得の男性でも結婚できた事例がないのか?ネットで調べてみました。結論から言うと、低所得の男性でも結婚できた事例は、あまりネット上には出てきませんでした。。。
ただ、低収入の男性でも結婚できた事例としてもっとも多いのは「お笑い芸人」です。「お笑い芸人」は低収入でも結婚できているケースはよく見ます。
お笑い芸人以外で低年収の男性が結婚できた人もいくつか事例がありますが、そういう人は芸人のようなユニークな性格な人なのか?というとそうでもなく、これといった特徴はないように思います。
ほかには、節約ブログの中に「年収200万円の結婚生活」のようなタイトルのブログなんかもよく見かけます。なぜ低年収なのに結婚に至ったかなどの経緯がわからなかったりするので、節約系のブログは情報としてはあまり参考にならなかったです。
というわけで具体例が少ないのですが、なんとか低年収でも結婚できた事例を4つ挙げてみました。
- 月収12万の40歳男性が結婚できた事例
- 32歳SE/低収入(年収240万円)
- 月給15万で結婚している事例
- 売れない芸人でも結婚できた3つの事例
それでは個別に事例を解説していきたいと思います。
雅史さん(仮名・40代)の事例。月収12万の男性が結婚できたケース
最初の事例は東洋経済オンラインの記事にあった事例です。
タイトルには40歳無職男性とありますが、実際にはバイトをしているとの記載もあるので完全な無職ではありません。
雅史さん(仮名、42歳)は、難関国家資格受験のため仕事を辞め定職にはつかず、実質バイトの月収12万のみという状況でも結婚ができました。
40代で低収入にもかかわらず、結婚できたわけですが、どうやって出会ったのか?気になるところです。どうやら出会いのきっかけは婚活サイトのようです。
婚活サイトで3人目に会ったのが現在の夫になる雅史さん
当時、智美さんは37歳。「40歳までに子どもが欲しい」という気持ちが急速に高まった。そして、初めての婚活を決意する。
-中略-
そのサイトで3人目に会ったのが、現在の夫である雅史さん(仮名、42歳)だ。当時、雅史さんは36歳。早ければ管理職になるような年齢にもかかわらず、難関国家資格の勉強をするために会社を辞めるつもりだと告白。智美さんはあきれ果てた。
出典:東洋経済オンライン
智美さんがなぜ無職になる人と結婚を決めたのか?というと、それは「40歳までに子どもが欲しい」という気持ちが強かったからだと記事にあります。
プロポーズは智美さん(当時39歳)からして、雅史さんも承諾し無事に結婚に至りますが、結婚後の生活は苦労が多いようです。
智美さん「40歳までに子どもが欲しい」
そのまま1年が経過し、智美さんは39歳になった。今すぐ結婚して妊娠しなければ「40歳までに子ども」という念願は達成できない。智美さんは「今の時点で一緒に子作りと子育てをしてくれるのは彼しかいない」と覚悟を決める。そして、雅史さんと2人で出掛けた東京・お台場でプロポーズをする。
-中略-
幸いにも結婚2カ月後には妊娠がわかる。そのとき41歳。娘を出産した去年の春には42歳になっていた。2年遅れで無事に目標を達成したのだ。
出典:東洋経済オンライン
「40歳までに子どもが欲しい」という気持ちが大きかったように思います。39歳という年齢になり、タイムリミットが近づくわけですから、焦る気持ちもあったと思います。
ただ、最終的な結婚の最低条件は「子育てが一緒にできる相手」というのが決め手だったのかなと思います。
実家暮らし別居婚で収入は12万円のみ
結婚後も雅史さんは難関国家資格受験のための勉強を続けます。収入も少ないので新たな住まいを借りることもできず、結婚後2年間は別居婚だったという。
実家暮らしで勉強を続けていた雅史さん。収入はアルバイト代の月12万円のみだ。智美さんと大きな部屋を借り直すこともできず、結婚してからの2年間は別居婚だった。
出典:東洋経済オンライン
雅史さんのバイト代を含めると世帯年収は400万円ほど
智美さんは職場復帰したものの、保育園のお迎えのため、時短勤務をしている。夫が夕方出勤の夜勤アルバイトを続けているためだ。手取り給料は以前より10万円減の16万円。ボーナスと、雅史さんのアルバイト代を含めても、世帯年収は400万円ほどだ。娘の教育費などを考えると、智美さんは不安で仕方ない。
出典:東洋経済オンライン
世間一般的に考えると、40代男性がバイトのような低収入のまま結婚するというのは不可能に思います。
ただ、雅史さんの今回のケースだと、国家試験を目指す前はしっかりと仕事をしていたという実績があったわけです。たとえ難関国家資格に落ちたとしても一家をささえるほどの見込みがあったと思います。
一時的に稼ぎが低くなったとしても、家族をささえるだけの見込みのある男性なら結婚が可能だということが言えます。
世帯年収については、夫婦合わせて400万円あるとのことなので、生活は普通にできると思います。さらに夫側も育児に協力的なら結婚生活はさほど問題ないと思われます。
武藤さん(仮名・32歳)SE/年収240万でも結婚できた事例
次の事例は、32歳のSEの方で低収入(年収240万円)で結婚できた事例です。記事の内容は「日刊SPA!」に掲載されていたものです。
●武藤 賢さん(仮名・32歳)SE/低収入(年収240万円)/チビ/コミュ障
線で描けそうな細目で、身長わずか160cmの子供体形。まるで猫ひろしのようなルックスの武藤さん。「友達ができないから大学を中退した」という逸話を持つ、重度の人見知りでもある。
「なるべく人と交わりたくないので、今はフリーのSEとして自宅にこもって働いています。月収は20万円くらいかな」
見た目も中身も、モテ要素が皆無。さぞかし女子とは無縁の人生を歩んできたのかと思いきや、意外にも美女ばかりと付き合ってきたという……。
「元カノはCAでしたし、女優の卵と付き合っていたこともあります。もともとこちらにプライドがまったくないからか、自己主張が強い女性と相性が良いんですよね」
出典:日刊SPA!
なぜ、低収入でも結婚できたのか?気になるところです。低収入でも結婚できた理由は3つあります。
- 自己主張の強い女性と相性がいい性格
- 相手を緊張させない性格
- 女性を立てることができる
低収入でも結婚できた理由は、「女性を立てる」「女性に合わせられる」というのが大きいのかもしれません。
今回の事例(32歳男性/年収240万円)の場合は、世間一般的に言えば、年収が低いのでそれだけで女性から敬遠されます。ですが、それをものともせず女性にアプローチしているわけです。
低年収でも臆することなく数多くアプローチすれば、相性が会う女性とも出会えるわけです。そうすれば結婚することも可能だということです。
低スペックで「コミュ障」というのは、女性との会話に難ありだとも思えます。女性とコミュニケーションを取っていくこと、こればかりは、天性の性格的なものが必要な気もします。
ただ、多少の「コミュ障」だったとしても「聞き上手」であれば女性との会話がうまくいくこともあります。
月給15万でも結婚できた事例
月収15万円台でも結婚できた事例が知恵袋にありました。
彼氏が手取り15万円なのですが結婚はできるのでしょうか?という質問に対して、月収15万円台でも結婚できた方の回答がベストアンサーとしてあがっています。
婚活市場なんかだと、400万円は年収がないとなかなか相手にされない中、手取り15万円台でも結婚している事例があるのは驚きです。
低年収の男性でも結婚できるケースがあるとわかっただけでも収穫ですが、ただ、どうして月収15万の男性が結婚できたのか?結婚に至った経緯のようなものがわからないのが難点です。
Q
彼の手取り15万ということを知りました。こんなんで結婚できるのでしょうか?A
私の彼も月給15万〜16万で結婚しました。私も昨年の12月にお互い30才で結婚しました
彼も月給は平均15万から16万でした
結婚したいという気持ちと15万で家賃も生活費もすべてまかなえるのか?という部分は籍を入れる直前まで悩みました自分自身彼と結婚する際に
1、大阪から山梨への引っ越し
2、彼の給料15万この二点は結婚してみるとなんであのときはそこまで悩んだかな?って感じです
ただうちの場合は家賃が5万で駐車場込みの値段なので東京だと家賃的にはもう2、3万欲しいなと思いますね
出典:知恵袋
月給15万でも暮らせていける理由として、「山梨への引っ越し」とあるように、都心ではなく、地方で暮らしていることがあげられます。
将来的に、子供も考えているのであれば子育て費用もかかってくるはずです。そうなれば月給15万だとかなり大変です。奥さんはパートに出るなどして家計を助ける必要がでてくるはずです。
売れない芸人でも結婚できた3つの事例
テレビのワイドショーを賑わす熱愛報道で意外と芸人がスクープされるケースは多かったりします。芸人がモテるというのはまぎれもない事実です。
芸人がモテてる理由は、ズバリ「面白いから」というのもあると思います。芸人は「面白い」からモテるわけですが、それ以外にも「空気を読む力」や「ギャップ力」があったりするのもモテる理由だと言われています。
売れている芸人は、収入も多いのでモテるのはわかります。結婚も簡単にできるはずです。しかし、売れない芸人は収入もないのになぜ結婚できるのか?疑問に思うところです。
マシンガンズ西堀の場合。家事もまったくやらずに1日中ゲームをしているだけ
たとえばマシンガンズ西堀の場合、長らく家計は妻がすべて支え、西堀は家事もまったくやらずに1日中ゲームをしているだけ。妻は「ヒモほどの役に立たない」と嘆くが、それでも一緒にいる理由がある。それは「“私がいないと生きられない人が世の中に一人いる”っていうことが、私が頑張れる支えだったのかもしれない。西堀といると、なんだか自分がまともになった気がするんですよ。人間的に優れている人になったような気がして。相手があんまりダメだから(笑)」
家事もまったくやらない、売れていない芸人であるにもかかわらず、奥さんがいっしょにいる理由として以下のような理由を挙げています。
- “私がいないと生きられない人が世の中に一人いる”っていうことが私が頑張れる支えになる
- 自分がまともになった気がする
- ダメな芸人といると自分が優秀になった気になれる
家事もまったくやらない、ダメな芸人といっしょにいると、「自分がまともになった気がする」というのはとてもユニークな意見ですね。
ただ、やはり、ダメな芸人でもいっしょに暮らしていける一番の理由は、笑って毎日楽しく暮らせるからではないでしょうか?
デンジャラス・安田の妻「今は毎日が楽しい! 幸せ! ずっと笑ってます」
デンジャラス・安田の妻は、自分が押して押して結婚にこぎつけたパターン。19歳上の夫とは育ってきた環境も違えば年齢差も大きいので、ケンカになることは少なく、“いつもありがとう”と言ってくれる夫とはラブラブだとか。芸人なので会話が面白いのはもちろん、モノマネなどもしてくれる。「今は毎日が楽しい! 幸せ! ずっと笑ってます」と断言できる姿がまぶしいほどだ。
アルコ&ピース・平子祐希の妻「毎日笑っていられたらそれで幸せ」
アルコ&ピース・平子祐希の妻は、「お金がなくてもなんとかなりますよ。やっぱり“気持ち”が入ってるからじゃないでしょうか」「将来はもちろん大事だけど、それよりも“今が楽しい”ってことが大事だと思うんですよ。毎日が楽しいですもん。毎日笑っていられたらそれで幸せ」ときっぱり。
現実的に考えて、売れていない芸人は収入も低いわけですから、結婚生活が苦しくなります。なので普通の感覚の女性は結婚しないはずです。
しかし、上記の事例のように売れない芸人と結婚しているケースはたくさんあります。
芸人の魅力はなんといっても、普段の日常生活でも笑いをもたらしてくれることです。夫が芸能界という一般の人とは違う世界で働いていることも、魅力の一つなのかもしれません。
女性は、恋愛や結婚の対象となる男性に望むものの一つに 「ユーモアのセンス」を挙げる人が多かったりもします。
たかが「笑い」と思われがちですが、笑いの才能は人間関係もスムーズにさせますし、大事なことなのだなと気付かされます。
まとめ
現実的に考えると、年収200万の低収入の男性が結婚を考えるなら、まず、その年収のままでは無理な話です。転職するなり、非正規社員なら正社員を目指すなりして、年収を上げることが手っ取り早く結婚につながります。
低収入だと自分に自信が持てず、女性と交際する気さえ起きなくなります。ただ、低収入であるから女性と交際すらできないと決めつけるのは、偏った思い込みかもしれません。
というのも、低収入の男性でも女性と交際しているケースというのはたくさん事例があるからです。
例えば、著書「稼がない男。」で描かれている実際のケースだと、低収入のフリーターの男性が17年もの長い間、女性と交際しているという事例もあるわけです。
なぜ、そのような低収入の男性が交際できるのか?疑問に思うところです。
低収入でも交際できている男性の特徴を見てみると、以下のような特徴が挙げられます。
低収入でも交際している男性の特徴
- 変に自己主張せず自然体
- 意気投合できる共通の趣味がある
- 低収入であることを気にしていない
- 低収入という欠点を上回るほどの何か魅力がある
- 男はこうあるべきというような世間体を気にしていない
- 女性を立てたり、女性に合わせることができる
このような特徴を持った男性が実際に低収入でも女性と交際ができています。
ただし、交際ができても低収入のままだと結婚には至らないケースもあるので、あくまで交際するだけなら可能だということです。
低収入だから交際できないというのは思い込み
現実問題を考えるなら、年収200万の低収入の男性が、すぐ結婚するというのは難しいかと思います。しかし、低収入の男性であっても女性と交際するだけなら可能なケースはたくさんあります。
なので、女性との交際をきっかけに年収を上げる努力などしていけば、低収入の男性であっても、いずれ結婚につながるはずです。